渓(ヤマ)釣り起源ー3
本来渓流釣りは、
釣れる魚が天然物か放流物かに関わらず、フィールドとなるのは概ね河川の上流部です。
落差が少なく、ゆったりと流れる部分(本流)から、
大小の岩と滝を配した落差の激しい部分(源流)へと、グラデーション的に変化します。
恥ずかしながら、
この当時まで私達は、里川(本流)での釣りしか知らず、
その先(源流)は未開の地だ、という程度の見識でした。
要するに、
源流部分に側道(林道)が付いていない事自体が、釣り場として対象外の理由と言えました。
特に鈴鹿は、最源流まで側道の付いていない本支流がまだまだ少なからず残っていました。
私達が求めるフィールドが、上流に数多く眠っている!
愚かにも、
やっとその事に気付いて、
私達は国土地理院2万5000分の1地形図に首っ引きとなりました。